Arch LinuxでMacのカラープロファイルを利用する
MacBook AirでArch Linuxを動かしていると、OSXの時の画面と比べて色合いが異なる印象を受けます。これはデフォルトのカラープロファイルがMacで使っていたものと異なるためです。
自分の環境では、やけに画面が青白く、バックライトを弱くしても目に刺さるような感じがありました。逆に言えば、それだけMacのいわゆる尿液晶に慣れてしまっているのかもしれません。
一応、ブルーライト対策としてはOSXで使用しているf.luxに似たアプリとして、Redshiftを導入済みですが、どうも違和感が拭えません。
そこで、OSXのカラープロファイルをArch上でも再現することにしました。
基本的にはMacBook - ArchWikiのカラープロファイルの項を参考にしています。
OSXのカラープロファイルを取得する
OSXを起動し、/Library/ColorSync/Profiles/Displays/
下にあるカラープロファイル(*.icc
)をDropBoxか何かのArchからもアクセスできる場所にコピーします。
xcalibの導入
AURとして提供されているxcalib
をインストールします。
1 | $ yaourt -S xcalib |
試しにカラープロファイルを変更してみましょう。
1 | $ xcalib <path>/your.icc |
画面の色合いが変化すれば正しく動作しています。
自動起動用スクリプト
先ほどのコマンドを毎回ログイン毎に実行したくはないので、自動的に実行されるようにします。お使いのGUI環境次第ですが、Enlightenment
の場合は以下のようにできます。
shファイルの作成
適当な名前をつけて、スクリプトファイルを作成します。
1 | #!/bin/sh |
これを実行可能にします。
1 | $ chmod +x <path>/your_script.sh |
スタートアップアプリケーションとして登録
次に、これをスタートアップアプリケーションとして登録します。Enlightenment
のメニューから設定->設定パネル->アプリケーション->Personal Application Lanchersを選択します。
追加ボタンを押し、先ほどのスクリプトファイルに適当な名前を付けて登録します。
これで、次回以降のログイン時に、Macのカラープロファイルが適用された状態になります。
ちょっとした違いですが、感覚的にはだいぶ見やすくなった気がします。